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井上真央、4歳の子役に「眼力学んだ」 主演映画『八日目の蝉』公開
オリコン 4月29日(金)14時56分配信
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映画『八日目の蝉』が公開初日を迎えた29日、東京?丸の内ピカデリーで主演の井上真央らキャストが舞台あいさつを行った。サプライズゲストとして、井上扮する恵里菜の子供時代を演じた子役の渡邉このみ(4)がカーネーションの花束を持って登壇すると、一同表情を和ませ、井上は「リハーサルの時、このみちゃんが瞳をじっと観る眼力を参考にさせてもらった」と小さな女優に惚れ惚れした。
井上は、タイトルにちなんで蝉や蝶をモチーフにしたワンピースで登場。同作で演じた恵里菜は、子供の頃に誘拐され、実の両親のもとに戻っても自分の居場所を見つけられず、心を閉ざしたまま大人になってしまった女性。“普通”でない難役に井上は「すぐに共感することはできなかったが、徐々にキャラクターを愛せるようになりました」と感慨深げに話した。
役作りにおいては成島監督から「目をそらすな」と指摘を受けたといい、「自分では人の目を見て話していると思ってましたが、無意識で話しながら目をそらすことがあったことに気づくことができた」といい、子役の渡辺の真っ直ぐまなざしに「眼力を学んだ」という。
恵里菜と同じように特殊な環境の中で育った千草役の小池栄子も「思い出せないくらい、難しかった」と振り返った。共演シーンが多かった井上を「戦友」と呼び、「彼女がいなければやり遂げることができなかった。一生忘れられない作品になった」と話した。井上も「つらい時もそっと黙って隣にいてくれた存在、この作品で出会えて良かった」と絆を確かめ合っていた。ほかに永作博美、森口瑤子、成島出監督があいさつを行った。
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