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发表于 2014-10-22 14:19
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本帖最后由 narcissusly 于 2014-11-20 22:21 编辑
テツコ(仲 里依紗)は7年前に夫・一樹(星野 源)を病気で亡くし、ギフ(義父)の連太郎(鹿賀丈史)と二人暮らしだ。ある日、テツコは恋人の岩井(溝端淳平)からプロポーズされるが、断ってしまう。どうしてテツコは今でもギフと暮らし続けるのか、岩井は理解できないでいた。
テツコには忘れられない思い出があった。まだ一樹が入院していた頃、病院からの帰り道に夜中でも開いているパン屋があった。ある時、美味しい匂いに誘われてパンを買ったテツコとギフは、思わず嬉しくなり、笑ってしまったのだ。悲しいけど幸せな気分になれる、そんな体験を共有した2人は、奇妙な絆で結ばれていた。
岩井のプロポーズは、おしゃべりなテツコの後輩・ギダリエ(小野ゆり子)によって、社内中の噂となり、二人の結婚を祝うくす玉まで作られる。さらにテツコの上司(マキタスポーツ)を通じて噂は、行きつけの歯科医でギフの義妹でもある朝子(片桐はいり)に伝わり、やがてギフの知るところとなる。
ある晩、夜食としてシュウマイを買ってきたテツコに、ギフは「結婚するの?」と尋ねると、テツコはきっぱりと否定し、「ギフが死ぬ時は私が看取る。それが一樹との約束だから」と話す。
週末の土曜日、台風が東京を直撃する中、テツコは結婚騒動にケリをつけるべく、岩井の家へ出かけた。そしてテツコは、岩井を前に「私、家族が嫌いなの」と自らの思いをぶつける。その裏には最愛の夫を失った大きな悲しみがあった。
テツコ(仲 里依紗)は岩井(溝端淳平)からのプロポーズを断った。夫・一樹(星野 源)を亡くしてからというもの、家族をもつことに臆病になっていた。
テツコは帰る途中、隣に住む通称・ムムム(ミムラ)が笑っているところを見かける。元CAの彼女はある時から引きこもりになり、笑えなくなっていた。ムムムが笑ったと知り驚いたギフ(鹿賀丈史)は、彼女の本名が思い出せずに気になり始める。
ギフはある晩、名前を調べようと隣の表札をのぞき込むと、ムムムと鉢合わせしてしまう。ムムムと話し込んだギフは、引きこもりの原因が息子・一樹の死だったと知る。そしてムムムから一樹が大切にしていた雪ダルマの人形を形見として譲って欲しいと頼まれる。
ギフはテツコを巻き込み、徹夜で雪ダルマを探すが見つからない。二人はそのまま爆睡して目を覚ますと、なぜか冷蔵庫の中にさばいたアジが入っていた。二人ともアジフライが食べたいと思っていただけに驚愕する。それは寝ている間に、岩井が届けてくれたものだった。
雪ダルマは一樹のいとこ・虎尾(賀来賢人)が持っていた。届けてくれた御礼に、テツコは虎尾にアジフライをご馳走すると、結婚間近の虎尾からマリッジブルーの話を聞かされる。 ギフからもらった雪ダルマをムムムは、後輩のCAに預け飛行機で運んでもらうことにした。ある朝、ギフとムムムは雪だるまを載せた飛行機を見上げる。ムムムは、「カズちゃんは空から私たちを見ているんです」と言うと、ギフは大声で空に向かって叫ぶのだった。「おーい!一樹!オレ、ここにいるぞ!」
老後の趣味のため、山登りに興味を持ったギフ(鹿賀丈史)は、テツコ(仲 里依紗)から同僚の山ガール・里子(吉田 羊)を紹介されて大喜び。里子と登山の約束をしたギフは、グッズやおやつを買い込み準備に夢中になる。
登山当日、留守番のテツコは岩井さん(溝端淳平)のマンションに、手作り弁当を持って遊びに行く。食事中に、岩井さんにどうして未だに夫・一樹(星野 源)の骨を持っているのかと尋ねられると、テツコは抑えていた感情があふれ、涙がこぼれてしまう。その帰り、2人はエレベーターに閉じ込められる。そこで岩井さんはテツコに「一緒に生きるってことも、大変だよ」と改めて、自らの思いを語る。
一方、下山中にギフは体調を崩し、倒れ込む。絶対に連れて帰るという里子に、ギフは亡き妻・夕子(美保 純)を重ねてしまう。かつてギフはパチンコにはまり、お金を使い込み、怒った夕子から「私の首を刺せ」と凄まれたことがあった。その時の形相が、里子によく似ていたのだ。そんな里子は、彼氏に捨てられたばかりで、「山に置いてゆくのは私を捨てたあの人であり、私たちはちゃんと無事に戻らなきゃダメなんだ」と話し始める。
ムムム(ミムラ)は同窓生のサカイ君(福士誠治)から一緒に、総菜屋を開かないかと誘われた。お客相手など無理だというムムムに、サカイ君は言った。「お前が走らねーかぎり、道はできねーんだよッ!」
寺山家にはナゾの傷が廊下にあり、ギフ(鹿賀丈史)は亡き妻・夕子(美保 純)の首にあったキズが乗り移ったと思い込んでいた。かつてギフはパチンコにはまり、お金を使い込み、怒った夕子から「私の首を刺せ」と凄まれ、その時に誤って切りつけてしまった。そうした思い出をギフは懐かしそうにテツコ(仲 里依紗)に話した。そしてテツコもまた、亡くなった一樹(星野 源)に思いをはせていた。
夕子の法事が営まれた。ムムム(ミムラ)とサカイ(福士誠治)は、その会食料理を任されるが、魚を調理できる人が足らず、テツコの機転で助っ人として岩井(溝端淳平)が招かれる。岩井は思わぬ客と一緒だった。それは夕子の幽霊!だが、その姿を見ることができるのは霊感鋭い岩井だけだった。
夕子の妹・朝子(片桐はいり)は謎の若い男・鯨(栗原 類)を連れてきた。この男は幽霊だと朝子が嘘をつき、テツコたちは大騒ぎ。結局、朝子の知り合いの鯨は、テツコに思いを寄せていて、そのことを伝えにきたのだった。会食では、ムムムたちがつくった豪勢な料理が並んだ。感激したムムムの父・和正(小倉一郎)は夢中で料理の写真を撮る。
その一方で、テツコは一樹の骨を手にして、一樹への捨てきれない思いを従兄弟の虎尾(賀来賢人)に語っていた。そして、夕子の幽霊を見たという岩井に、一樹の姿は見なかったかと尋ねた。見ていないと答えた岩井だが、台所で洗い物をするテツコを背中から抱きしめている一樹の姿を見てしまう。死んでもテツコの中に生き続ける一樹に、岩井は敗北感を味わう。そして、ギフは夕子が寄り添っているとも知らずに、「夢でもし逢えたら…」と縁側で口ずさむのだった。
岩井さん(溝端淳平)が結婚詐欺にあい、500万円をだまし取られたとの噂を聞き、テツコ(仲 里依紗)は怒りが収まらない。問いただそうにも、岩井はシンガポールに出張中。テツコは思わず、高級チョコレートをヤケ食いしてしまう。
一方、隣家の小田和正(小倉一郎)は娘・ムムム(ミムラ)の開業祝いに冷蔵庫をプレゼントする約束したが、高価と知り頭を痛めていた。相談を受けたギフ(鹿賀丈史)は、家宝である金の十手を質屋に入れて工面しようとするが、それがメッキだとわかり大ショックを受ける。
ギフが帰宅すると義妹の朝子(片桐はいり)が待っていた。朝子はある男(マキタスポーツ)から借金の相談を受け、彼を信用すべきか悩んでいた。ギフは朝子と一緒にその男の素性を探るが、朝子は彼を信じてみようと思い始めていた。
岩井が出張から帰る早々、テツコは問い詰めた。岩井によれば、自殺しようとしていた少女・まりえ(蒔田彩珠)から頼まれ、480万円を貸したのだという。あまりの人の良さに怒り心頭のテツコだが、たまたま手にした岩井の携帯電話に、まりえから連絡があり、彼女と会うことにする。
岩井が説明した通り、まりえはいじめを受け、友達からお金をゆすり取られていたが、借金を頼んだ本当の理由は違った。岩井は手作りの「魔法のカード」を手渡し、それを使えば何でも君の願いを叶えると言ったので、まりえは馬鹿にされたと思い、そのカードを使って480万円を貸してと頼んだ。すると本当に岩井はお金を貸してくれたので、その後、反省して今日はお金を返しに来たと言う。
岩井の人間としての大きさに気づいたテツコは、「魔法のカード」をくれたら結婚を考えてもいいと電話する。その後、「最強の魔法のカード」を手渡されたテツコは、ついに一樹(星野 源)を手放す決意をする。
テツコ(仲 里依紗)は、一樹(星野 源)の骨をお墓に返すため、虎尾(賀来賢人)と出かけることにした。テツコはお坊さんでもある深ッチン(趙珉和)に同行を頼みにパワースポットを訪ねると、そこではタカラ(ミムラ)が笑えるようになったとサカイ(福士誠治)たちが騒いでいた。だが、タカラはなかなか認めようとしない。
一方、岩井さん(溝端淳平)は双子の兄・冬彦(溝端淳平・二役)が家出をしたため、料理屋を代わりに継いで欲しいと両親から頼まれ、悩んでいた。とりあえず岩井は実家に帰ったが、入れ代わりに冬彦が上京してきた。ギフ(鹿賀丈史)は、書道教室で意気投合した美魔女・富士子(毬谷友子)と二人で歩いていたところを偶然、冬彦に目撃される。岩井と間違えたギフは口止め料として一万円を渡す。
休日、テツコはカレーをギフのために作りおいて、虎尾と墓参りに出かけた。すると、留守番のギフを突然、富士子が訪ねて来た。たまたま来ていた義妹の朝子(片桐はいり)と鉢合わせとなり、ギフは慌てふためく。その場しのぎで寿司の出前を頼むが、財布の一万円がないことに気づき、ギフはさらに動揺する。
墓前で深ッチンがお経を読む中、テツコは手を合わせていた。テツコは骨壷を開け、キャンディーの缶から一樹の骨を返した。すると、テツコの前を一匹の蟻が横切った。帰り道、立ち寄ったホテルのゴミ箱にテツコはキャンディー缶を捨てる。それを見た虎尾もまた、一樹の遺品である車を手放す決意をする。
その頃、寺山家では富士子がギフに、朝子に帰ってもらうようにせがんでいた。しかし、朝子にとってはここが戻る場所だとギフが話すと、富士子は「思った通りの人」と納得したように家を去る。冬彦はパワースポットを訪れていたが、みんなから弟が必要とされていることを知り、実家に戻ることにする。
テツコが家に帰るとカレーの匂いがした。昨夜のカレーを温め、ギフと一緒に食べたテツコはその夜、ひとり布団の中で泣いた。
突然、ギフ(鹿賀丈史)が手紙を残して長い旅に出てしまい、心配するテツコ(仲 里依紗)。それが富士子(毬谷友子)との温泉旅行だとわかり、テツコはギフの恋を邪魔しているのではないかと不安になる。その頃、ギフは岩井さん(溝端淳平)のアパートを訪ねていた。富士子に騙されて北欧家具を大量に買わされてしまったギフは、その処理に困り、岩井のもとへ家具と一緒に転がり込んだのだ。
テツコは朝子(片桐はいり)から電話で、富士子についての悪評を聞かされる。また、朝子がテツコの上司(マキタスポーツ)と付き合っていると聞き、驚く。そんな時、寺山家にギフが岩井を連れて帰ってくる。テツコはここに至るいきさつを尋ねるが、何となくはぐらかされてしまう。
タカラ(ミムラ)は母・みゆき(筒井真理子)から、サカイ(福士誠治)が医師に戻るらしいと聞かされる。サカイに確かめると、総菜屋・パワースポットをタカラだけに任せるわけにはいかないと言うので、タカラは自分ひとりで店は頑張るので、「昔のサカイ君がみたい」と言う。
家具にアパートを占領されていた岩井は、ギフに頼まれるまましばらく寺山家で暮らすことにした。ある時、ギダリエ(小野ゆり子)が結婚すると知った岩井は、嫁入り道具として家具を売りつけることに成功。一方、ギフは立ち食いソバ屋で偶然、富士子と再会。逃げようとする富士子を引き留め、ギフは自分から別れを切り出した。
ある晩、酔った岩井は一樹(星野 源)そっくりの路上コトバ師(星野 源・二役)と会う。酔い潰れた岩井を介抱するために来たテツコも、あまりにコトバ師が一樹に似ているので言葉を失う。そんなテツコは思わず、コトバ師に「幸せになって、いいかな」と尋ねてしまう。するとコトバ師は「誰よりも幸せになって、よし」と答えるのだった。
数日後、寺山家ではテツコとギフと岩井が、夕食を共にしていた。庭ではイチョウの木が金色に染まっていた。三人はその木を眩しく見上げながら、ギフは縁側で銀杏の実を割っていた。 |
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