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<監督・キャストの皆さんからのご挨拶>
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| 熊澤尚人監督
ちょうど二日前にクランクアップいたしました。
今回は本当に良い俳優陣に恵まれて、(俳優の皆さんも)最後まで疾走し続けてくれて、良い映画が出来上がったなぁっと実感しています。
(人気原作の実写化について!?)
非常に人気の高い漫画原作だったので、正直言って、非常にプレッシャーを感じていたんですけれども。
原作の持っているトキメキ感、人と人との距離感を凄く大切に、より映画的に創っていきました。 |
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| 多部未華子さん(黒沼爽子役)
(爽子を演じてみていかがでしたか?)
凄く難しかったです。(っというのも)初めは皆から勘違いされて凄く怖がられているところから、だんだん友達や風早くんなどの男の子との交流を持つようになっていく流れの中で、心情や感情を掴むのが難しかったからです。
でも、まわりのキャストやスタッフの皆さんのおかげで楽しく、ちゃんと取り組むことができていたので、本当に皆さんのおかげだなぁっと思いながら撮影していました。 |
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| 三浦春馬さん(風早翔太役)
(演じた風早翔太が)爽やか過ぎるので、ちょっと不安でした。
こんなにも良いヤツで、こんなにも爽やかで、こんなにもまっすぐなヤツって演じたことがなかったので、ひょっとすると「三浦春馬に出来るのか!?」と心配される方もいるかと思いますが、一生懸命やらせてもらいました。
(風早は)男から見ても、こんなに良いヤツになりたいなぁと思う男の子なので、僕自身も惹かれました。
(足利でのロケはいかがでしたか?)
20歳になったので、いろいろと出席できる場も増えまして・・・。(笑)
いままで色々なドラマや映画をやってきましたが、監督とお酒を飲みながらお芝居の話をしたりするというのは今までは全然無くて、今回が初めての経験だったので、凄く貴重で良い撮影期間でした。 |
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| 蓮佛美沙子さん(吉田千鶴役)
(千鶴を演じてみていかがでしたか?)
千鶴はこのメンバーの中で、とにかく元気が良くて、常にハイテンションなキャラクターだったので、5人でのお芝居の時には、まず千鶴がテンション高く、雰囲気を作っていかなければいけないみたいなところがあって、難しいな、と思っていたんですが、熊澤監督とは2回目と言うこともあって、凄く自由に楽しくやっていけました。 |
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| 桐谷美玲さん(胡桃沢梅役)
(くるみちゃんを演じてみていかがでしたか?)
凄く楽しくて、学校にいるみたいで本当に楽しく撮影することができました。
私は凄く原作の漫画が大好きで、理想のタイプは風早くんと言い続けてきたぐらいなんです。
くるみちゃんの役をやる前はずっと爽子ちゃんの目線で漫画を読んでいて、こんな風にされたい、こんなこと言われたいと思っていたんです。だから、くるみちゃんは可哀想だけど、でも爽子ちゃんは良いな!ぐらいにしか思っていなかったんです。
それが、(今回、この作品に参加できて、もの凄く嬉しかったんですけど)実際に目の前で爽子ちゃんと風早くんのやりとりをくるみちゃんとして見ていたら、もう本当に切なくて切なくて。
こんなにくるみちゃんは可哀想だったんだなと改めて実感しました。 |
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| 夏菜さん(矢野あやね役)
あやねは、頭の中ですべて考えて、計算してから、言葉にしたり、行動したり、普通の十代ではありえないような女の子で、私の性格とは真逆だったので演じるのはとても大変でした。
(撮影現場はいかがでしたか?)
凄くクラスの雰囲気が良くて、毎日キラキラしていたし、みんなと一緒にいるのが楽しかったです。 |
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| 青山ハルさん(真田龍役)
(共演者の皆さんに龍と青山さんは違うと言われていましたが?)
マイペースなところは同じなんですけれども・・・。
ただ、僕はよくしゃべるんですが、龍はぼそっとしゃべる感じで・・・。(そこが違うのかな!?)
でも、監督がこの役に選んでくださったし、監督も自分を信じてやれば大丈夫だからと言ってくださったので、凄く楽にやることができました。 |
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この後、校長先生(熊澤監督)と生徒の皆さんには最後の課題を。
撮影を終えての「届けたい想い」についてお聞きしました。
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青山さん | 些細な言葉「ありがとう」などでも、素直に言葉にして相手に伝えようという思いを届けたい |
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夏菜さん | あやねが真逆の性格ですごく悩んでいた時に、言わないでいても気付いてくれて、相談にのってくださった多部さんにありがとうを届けたい |
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桐谷さん | (届いた想いなんですが・・・)ずっとくるみちゃんの役をやりたいやりたいと口に出して言っていたらこの役をいただいて、本当に言霊ってあるんだなって思っています。
皆さんにもやりたいこと、思っていることは口に出してみて欲しいと思っています。 |
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蓮佛さん | 妹に届けたい想い。(自身の)妹がちょうど高校1年生で、入学してちょっとですが、友達や勉強のことなど色々と悩んでいるみたいです。
私もこの撮影で千鶴として高校1年生を演じて、恋愛のこと、友情のこと悩んできたので、そういう年代なんだろうなと思いました。
だからめげずに頑張ってほしいなぁっという思いを届けたいです。 |
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三浦さん | 「君に届け」のファンの人達や、楽しみにしてくれている人達に、(期待に)応えたいなぁ、凄い良いものにしたいなぁと 思って本当に一生懸命やりました。
静かに自分の中で戦ったつもりです。
映画は熊澤監督の大きな力を借りて凄く良いものになっていると思います。
だから、幅広い人達、子供さんからおじいさん、おばあさんまで、このキラキラした映画「君に届け」を凄くお客さんのもとに届けたいです。 |
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多部さん | もうすぐ父の日なので「ありがとう」と本人には言えそうにないので、この場を借りて伝えたいです。
母はストレートに「どう?」と聞いてくれますが、父はいつも影ながら思ってくれているので、ありがとうと伝えたいです。
それから、なんで父の事を思ったかと言うと、黒沼家のシーンは印象的で、撮影日数は凄く少なかったんですけど、父親役の勝村政信さんや母親役の富田靖子さんと家族の不思議な空気を醸し出せたと思っているんです。
だから、今回、課題をいただいた時にすぐに(黒沼家のシーンを回想し)家族・父のことを思い出したので、父への届けたい気持ちを課題の解答にしました。 |
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その後、校長先生(熊澤監督)からの撮影終業証書を代表として受け取った、多部さん、三浦さん。
御二方とも「嬉しい!!」と感想を。
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| それから、キャストと監督に最も届けたい想いをお持ちの方として、原作の椎名軽穂先生からのお手紙がサプライズで披露されました。多部さんや三浦さんが、爽子と風早を演じてくれたことへの喜びや、監督やスタッフ・キャストへの感謝の想いにあふれたとても素敵なお手紙に、みんな感動していました。
さらに、椎名先生から多部さんと三浦さんに、お二人をイメージして書かれた爽子と風早の直筆イラストがプレゼントされました。
椎名先生の想いに、二人とも感動して大喜びでした! |
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楽しい撮影現場をそのまま持ってきたかのような、アットホームで素敵な終業式となりました。
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