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伊藤淳史さん(モリのアサガオ)>インタビュー
「自分なり」に演じたい
拘置所という外部から見えない「森」の中で、午前中に刑が執行されることから「アサガオ」と称される死刑囚。そんな人々と接する新人刑務官の直樹を演じる。
死刑囚役にはARATAをはじめ、柄本明、温水洋一ら個性派が並ぶ。彼らの演技を前にすると、台本には直樹のセリフが「……」と書かれていても、「実際は『!』が10個ぐらい並ぶような感じを受けることも。直樹の感情だけでなく、自分自身の衝撃も大事にして演じていきたい」。
常に生死が隣り合わせる死刑囚舎房という極限状態にあって、原作漫画の直樹はしばしば涙を見せるが、「よく泣くと思われたくない。刑務官という職をしっかりやっていく決意や、やる気も大切にしたいから」と、自分なりの直樹を演じていく。
これまでも「チーム・バチスタの栄光」「電車男」など原作のあるドラマに多く出演してきたが、事前に原作は読まない。「ドラマは脚本がすべてという気持ちが強いので。撮影が終わってから原作を楽しみたい」と、役者としてのこだわりを明かした。
(文・笹島拓哉 写真・三輪洋子)
Q 今年、結婚されましたが、家庭での役割は?
A 仕事が始まると何もできなくなるのですが、時間があれば何でもやります。役割分担はせず、掃除も洗濯も。下手ですが、ご飯も作りたいなと思っています。
Q 俳優をやっていて、得したなと思うことは?
A 損得勘定ではやっていないのですが……。この仕事をしていなかったら、道で会っても通り過ぎていくだけの人から「ドラマを見ているよ」と声をかけていただけることは幸せなことですね。
Q あこがれの織田裕二さんと共演したご感想は?
A 感極まるものがありました。役柄に対する姿勢や現場でのたたずまいなど、尊敬の念が深まりました。あと、個人的には同じ年に結婚したことを自慢したいですね。
モリのアサガオ (テレビ東京系 18日から月曜後10・00)
死刑囚舎房に配属となった新人刑務官の直樹(伊藤淳史)は、様々な死刑囚に接し、戸惑いの日々を送ってきた。そんな中、殺された両親の敵討ちを果たした満(ARATA)が拘置所に入ってくる。
(2010年10月4日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/enterta ... 00624.htm?from=nwlb
[ 本帖最后由 隐身衣 于 2010-10-18 00:23 编辑 ] |
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