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楼主 |
发表于 2011-12-12 08:42
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简介
【主演・本木雅弘】
<久々の民放連続ドラマ出演となりますが、今回の出演に対する、意気込みなどをお聞かせ下さい。>
気楽さはないが、意義のある作品。あらゆる人間関係の不思議な引力、、、
自分にとってはかなり挑戦的な物語ですが、視聴者の皆さんにとっても”運命の一作”になるよう努力したい。
<原作を読まれた感想、又は山崎豊子さん原作の作品に対する印象はいかがでしたか?>
とてもリアルな筆力で、息苦しいほどに読み手に迫ってくる、心の芯にジリっと響く物語。
戦争の記憶と、基地問題で沖縄が背負っている痛みを共有することを願う山崎さんにわずかでも応えられるよう演じたい。
<弓成亮太を演じるにあたっての役作りや、心がけようと思っている事はありますか?>
傲慢な知性と野性を持つ危うい人物、、、自分なりの灰汁(あく)を出せるかが問題。
年相応の存在感が滲ませられれば、と。
<共演する松たか子さん・真木よう子さんの印象や共演で楽しみにしていることは?>
松さんの気高さ、真木さんの妖しさに打たれて、数ヶ月間存分に漂流したい、、、。
<初共演となる大森南朋さんについて>
大森さんの独特の存在感にずっと興味があったので、今回の共演をとても楽しみにしていました。山部は政界のフィクサー的な存在で、確信犯でありながら一種のおかしみもある、大森さんの中でも今までにない役柄だと思います。大森さんの山部は朗らかで包容力があるし、動じない。私よりも年下ですが大森さんは頼もしく、山さん(山部)・弓さん(弓成)のコンビネーションとして、ライバルとしてだけでなく信頼しあっている同志という雰囲気が出ていると思います。ドラマの中で男と女の事件を起こすのは私ですが、フェロモンを多く出しているのは間違いなく大森さんです(笑)
<初共演となる北大路欣也さんについて>
北大路さんが演じる佐橋総理には、一国の代表でありながらその奥に個人的な分厚い欲望が見えます。弓成に立ちはだかる大きな壁という存在感が、北大路さんの目の力やゆったり話す雰囲気から感じられて、ぴったりだと思います。長いセリフを記者の前で話すシーンがあり静かに自主トレをされていたのですが、風格がありながらお芝居を新鮮に受け止めようとしている余裕が感じられて、憧れます。
<ドラマの撮影が始まっての手ごたえ・感想>
実際に起こったノンフィクションの事件、原作である山崎豊子先生のフィクション、私たちの目の前にある脚本家が書いた「運命の人」という凝縮されたドラマ・・・物語の向こうに見える二重三重の背景を感じながら演じています。
一読者として原作を読んだときに、戦争で負った沖縄の傷、そして今なお抱えている現状という山積みの問題に無知だったと知りました。私はこの3 ヶ月間ドラマを通して首を突っ込むだけで意見などとても出来ないけれど、テレビを通じてひとつのきっかけを投げかけられればと思いますし、最終的にはこの『運命の人』が日本の未来を応援する形のドラマになるのではないかと思います。政治・外交・スクープ・男と女・・・大人の翳りや家族の翳りが垣間見られて、どれも目が離せない。覗き甲斐のある作品にしたいと思います。大人たちが運命に躓き、翻弄され、傷つきながら再生していく様子がおもしろく、魅力的に伝わればいいですね。
【松たか子】
久しぶりの連続ドラマ出演となりますが、今はとにかく楽しみに、そして頑張りたいという気持ちでいっぱいです。
女性ならではの強さを感じる山崎さんの作品の中で、今回の役・弓成由里子が彼女なりの葛藤を抱えつつ、精一杯家を守っていく姿を演じられたら、と思います。
【真木よう子】
今回「運命の人」に出演させていただくことになり、1970年代に実際このような大きな出来事があったことを知り驚きました。
プレッシャーは大きくありますが、自分なりに模索しながら、皆様に少しでも共感していただける「運命の人」になれるように演じられればと思います。
【大森南朋】
山崎豊子先生の作品はいくつか読ませていただいていたので、今回この『運命の人』に出演することが出来て非情に嬉しく思います。山部という役を演じるにあたっては、“人間味”が彼の魅力だと思うので、それを役に持たせることを心がけています。ライバルでありながら良き友である、弓成との微妙な距離感にも気をつけています。弓成を演じる本木さんとは初めてご一緒しますが、とても楽しみにしていました。実際にお会いして、凛としたたたずまいの方だなと思いました。
【北大路欣也】
<『華麗なる一族』以来、再度山崎豊子さん原作の作品に出演されることになった感想をお聞かせください>
現代社会に鋭くメスを入れ時代の激流にのたうちまわる人間愛、人間欲を赤裸々に描く作品に再びご縁をいただいた。胸高鳴っています。
<佐橋総理を演じるにあたり、大切にしている事・気をつけている事などございましたらお聞かせください>
揺ぎない政治家としての意志、まさに今現代も続く沖縄問題、息づく時の流れに緊張しています。
<本木雅弘さんとは初共演とのことですが、印象をお聞かせください>
静かにスマートにそして力強く日本人魂のアウルを強烈に感じます
【原作・山崎豊子】
『運命の人』執筆の動機は、第四の権力・マスコミ、特に新聞の実態に迫りたかったからである。社会の木鐸として、その存在意義は大きいが、誰からも批判されないゆえに、時に傲慢でさえある新聞。だが、調べていくうちにその新聞社が抱え込んだあらゆる矛盾が、沖縄返還密約事件に集約されていることに気付いた。
戦中戦後を通して、同じ日本国民でありながら、沖縄の人々がどれほど本土の犠牲になってきたか。未だに解決されない基地問題一つとっても、明白である。沖縄は過去から現在まで、日米関係に翻弄され続けてきた。
小説では、一九七一年当初、沖縄返還交渉を取材していた一人の敏腕政治部記者が、日米間の密約文書の存在を知り、記事にし始めた時、国家権力の逆鱗にふれてしまう。その政治部記者の不屈の精神と強い生き様を、新聞社と沖縄を絡めて描いた。
単行本刊行と同時に、多くの媒体から映像化の申し込みがあったが、どこまで正面から映像化して戴けるか不安で、ご辞退を重ねて来た。そんな中、TBS側が一歩も引かず、お任せする決心をした。
主人公役の新聞記者には、是非、本木雅弘さんをとお願いした。強靭さと悲劇性を併せ演じられる俳優さんだと、お見受けしたからだ。今は、初めての映像化作品となる『運命の人』が、視聴者の皆さんに共感され、感動して戴けるドラマになることを、切に願っている。
山崎豊子
[ 本帖最后由 茉茉有闻 于 2011-12-12 08:44 编辑 ] |
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