|
楼主 |
发表于 2007-12-29 23:34
|
显示全部楼层
―― クランクインされての感想を聞かせてください
先日、みなさん勢ぞろいのシーンの撮影があったのですが、すごく緊迫感があって思わず「私、帰りたい!」って思っちゃいました(笑)。ものすごく緊張して、まくし立てるシーンで5回くらいNGを出してしまったんです。NG出すたびに「ごめんなさい」って謝ったんですけど、シーン…って(笑)。新人が「お前どんな気持ちでやっているんだよ」って上司に聞かれて、ちゃんと自分の気持ちを言いたいのに焦ってしまって、どもってしまうみたいな感じでした。
みなさん同じくらいの年なんですよね。それでいて個性派揃い。キャラクター作りもすごくしっかりしていて、何か仕込んでくるんですよ。そんなみんなが揃っての初日だから、それを押し通さなきゃいけないっていうのがあったんだと思うんです。何て言うか、“ちょっとそこらのドラマじゃないぞ”っていうような感じで、「しっかりしていないと私下ろされちゃいそう」っていう緊張感があります。それも、SITに配属されたばかりの玲子の緊張感と相まってちょうどいいのかな。みなさんご自分のことをいい意味で大事にされていて、モチベーションを高めてくるんですよね。だから、現場が引き締まっていい緊張感が生まれるんだと思います。
―― 撮影の合間はいかがですか?
私は空いている時間がみなさんと違うことが多いので、ちょっと仲間外れな感じで寂しいんです。でも、空いているときは一緒にお話をしたりしますよ。笹野さんはロケがないので、ロケ現場ではだいたい陣内さんが引っ張ってくださっていますね。バシっと場を引き締めるというか、冷たい空気をさっと流すのもお上手ですし、いい感じですね。でも、何か他の事で楽しむというより、撮影自体を楽しんでいるという感じです。
みなさん存在感がある方たちですし、大先輩なので、現場にいるだけで勉強になるんです。それぞれ、ご自分の味を出すということをすごくやっていらっしゃるので、それを見たり、いろいろな話を聞いたり、共演することでそれを体感できる。本当にいい勉強になっています。
―― 今回は原作なしのオリジナル作品ですが、台本を読んだ感想を聞かせてください
自分の役がどうというより、物語自体がすごく面白い。現場に行ってつくづく思うのは、SITの面々、一人ひとりがとても面白いんです。みなさんが演じているのをモニターでずっと観ていてもすごく面白いですし、とにかく私は新人としてやるというか、ひたむきに頑張る人としてやっていくだけですね。いろんな柱があるので、面白いなぁと思いながら読んでいます。
―― 特にどんなところが面白いのでしょうか?
それはドラマを観てください! 陣内さんも(高橋)克実さんも濃いですし、筧さんは頑なに真っ直ぐな人を演じていますが、高知さんも軽い感じで面白いキャラになっていますし、高岡くんは私より新米で、彼にはあるキーポイントがあるんですけど、それぞれ違った面白さがある。実は面白味がないのは私だけなんです。このドラマはハードボイルドな中にもユーモアが満載で、かなり笑えるところもあります。
―― 宇佐木玲子という役について
玲子のように立ち向かって行くキャラクターの方が自分でも合っていると思うんです。ただ、今回はあがいたところでどうにもならないっていうのがありますね。例えば『黒革の手帖』の場合は、「この山を決めたら二億入る!」っていう爽快感みたいなのがありましたが、今回は少しずつの積み重ねで、周りの人がひとりずつ振り返るという感じなんです。そういう意味で快感とか爽快感とか満足感がないんですね。自分では納得してやったことも、後で「まだまだお前は未熟者なんだ」ってガツンと殴られたりするんですよ。
―― 彼女の魅力とは? また、特にどんなところを観て欲しいですか?
最近、何をするにもすぐに諦めてしまう人が多い気がするんです。何かあるとすぐにシュンとしてしまう。でも、私がまだ小中学生のときって、悪いことをすれば、学校の先生からお仕置きされるとか引っ叩かれるとか当たり前の時代で、そんな中でも立ち向かっていける子たちがやっぱり強くなっていったんだと思うんですね。ケンカするとかしないとかではなくて。
辛抱強さとか気力とか意志とか、何かもっと自分のやりたいことのために我慢をする忍耐力があれば、今の時代いろんな可能性があって、もっともっとすごい人たちになれるはずなのに、「ええー、ここでやめちゃうの?」って思うことがすごく多くて、寂しくなってしまうんですね。だから、例えば男性の視聴者の方には、「あんな女に負けたくない」っ思って欲しいし、女性には「男の中にひとりで、いやらしいおじさんに体を触られながらも頑張っている女の人もいるんだ」って思ってもらえたら、ドラマを観ている方たちにパワーをわけることができるんじゃないかなって思っています。
私自身もこういう現場の中にいると、これまでの松本清張シリーズでもすごくうれしかったことなのですが、大先輩方の中でポツンといられるんですね。周りのレベルが高いから自分も高いところに到達しないとすごくやるせない気持ちになって、どうしても上を目指したくなる。それってすごく素敵な時間だと思うんですよ。そういう時間をいただけることにとても感謝していますし、そんな時間をみなさんに公表することで、頑張ることの大切さやパワーを伝えられたらと思っています。
―― 視聴者のみなさんへのメッセージをお願いします
今回は男性の中に女性ひとりで、時には女をむき出しにすることもありますが、基本的にはファッションもゴージャスではありませんし、女性らしさというのもあまりないんです。でも、だからこそ逆に骨太なドラマになっていると思うんですね。個性的なみなさんが搾り出した“味”みたいなのがミックスされて、すごくいい作品になっていると思います。私自身はまだ第1話の完成版を観ていないのですが、かなり完成度が高いと聞いていますし、撮影中にモニターを見ているだけでも、なんだか映画を観ているような感じなんですね。なので、私も完成版を観るのがすごく楽しみです。みなさんもぜひご期待ください! |
|