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楼主 |
发表于 2010-9-17 21:08
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早乙女悠里(天海祐希)は、無謀な賭けだと知りながら、廉(矢野聖人)の力を借りて洸(松坂桃李)を立ち直らせようとしていた。自らの命をかけて競泳の代表選考会に挑もうとする廉の姿が、洸の魂を奮い立たせてくれると信じていたのだ。悠里は、蓮見丈治(反町隆史)や父親の惣一(夏八木勲)にもそのことは秘密にしていた。知っていたのは晶(武井咲)だけだった。
悠里の祈るような思いは通じ、選考会場に現れた洸は、廉と同じ組で100m自由形のスタート台に立つ。会場にいた新倉リカ(長澤まさみ)や辰也(寺島進)も、洸の登場に驚きを隠せなかった。洸は、隣に立つ廉に向かって、お前なんかの出る幕じゃない、と告げると、スタートの合図と同時に力強く飛び込んだ。圧倒的な泳ぎを見せた洸は、見事トップでゴールする。日本新記録だった。
レース終了後、関係者控室を訪れた辰也は、悠里から離婚届を返してもらう。それを知った丈治は、この機会に早乙女家に戻ったらどうか、と辰也に提案する。丈治は、子どもたちにレスリングや柔道を教えるスクールを新設するからコーチをしてほしい、と辰也に頼んだ。
リカも、辰也に促されて、悠里に提出した辞表届けを返してもらおうとしていた。しかし悠里は、それを認めようとはしなかった。
悠里は、惣一に代わって、選考会の閉会式で挨拶をすることになった。悠里はいきなり『若者たち』を歌い出し、逃げ出したくなるときがあっても、何故頑張らなくてはいけないのかといえば、それはDNAのためだと説いた。DNAは、肉体や免疫系の遺伝だけでなく、心のスピリットもバトンされると信じている、という悠里。さらに悠里は、代表作は何かと問われたときのチャップリンの言葉を引用し、選手たちに、next one――次が自分のベストパフォーマンスだと思ってほしい、という言葉を贈った。ところがそこで思わぬ事件が起きた。選考会の会場に現れた丹羽聖子(エド・はるみ)が、ナイフを片手に悠里に向かって走り寄ったのだ。それに気づいた丈治は、悠里の前に体を投げ出した。次の瞬間、苦痛に顔をゆがめて倒れる丈治。丈治の腹部には、深々とナイフが突き刺さっていた。
丈治は病院に収容されたが、危険な状態だった。洸や廉、晶は、自分たちの血を丈治に輸血してほしい、と医師に訴えた。「私たちが助ける。私たちの思いで」。晶の言葉に、洸と廉も頷き、手を重ねた。その手の上に、ふわりと朋(大江駿輔)の手が重ねられ…。
悠里は、『若者たち』を口ずさみながら、丈治と出会ったころのことを思い出していた。病院に駆けつけたリカは、幼いころの丈治と朋の姿を目にする。朋は、リカに「さようなら」と告げると、ICUの中に消えていった。そして朋は、幼い丈治ともに、昏睡状態の丈治に重なるようにして消えていき…。
拘置所を訪れた悠里は、聖子と接見する。悠里は、他人を妬むことの非を説き、幸せか不幸かはブランコのようにいつも揺れているが、嫌になって止まってしまえばただ退屈なだけだ、と聖子に言った。聖子は、そんな悠里のことを偽善者呼ばわりし、不幸になるよりはマシだからブランコを止めたのだ、と返す。すると悠里は、あなたはまたブランコを揺らす、と告げる。息子の勝(水野真典)が待っているから、と。悠里は、ドアを開け、勝を導きいれた。聖子は、そんな勝に泣きながら謝罪し…。
退院した丈治は、晶の練習プログラムについて相談したい、と切り出した。丈治に促されて服を脱ぐ晶。胸のタトゥーが実はシールだったことを知った悠里は、彼女を抱きしめて謝った。続けて丈治は、辰也を招き入れた。久しぶりに家族が一堂に会したことを喜ぶ子どもたち。悠里は、こみ上げる思いを抑えながら、良い妻でも良い母親でもなかったことを詫びた。そんな悠里に、洸たちは、次に生まれ変わってもあなたの子どもに生まれたい、と告げ…。
丈治は、悠里たちの団欒を邪魔しないようにそっと早乙女家を後にして自宅マンションに戻った。するとそこに、洸、廉、晶の3人がやってくる。悠里と辰也を二人きりにしてあげた、というのだ。洸たちは、丈治だって家族だ、というと食事の支度を始めた。3人の思い知った丈治は涙を堪えた。
洸は、オリンピックに向けて練習を続けていた。
廉は、バックパックを背負い、空港へと向かっていた。
晶は、高飛び込みの練習を続けていた。
そして辰也は、子どもたちを相手に、レスリングのコーチを始めていた。
別の日、YSコーポレーションでは、新しい秘書の面接が行われる。今回は、語学力がポイントなのだという。が、その席に、何故かリカが座っていることを知って驚く悠里。リカは、他の候補者たちに笑われながらも、たどたどしい英語で話し続けた。その姿を見ているうちに、いままでのことを思い出した悠里は、リカに『あなたが合格よ』と告げて…。 |
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