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楼主 |
发表于 2010-12-22 19:54
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织田裕二interview01前篇
『外交官・黒田康作』の連続ドラマ
企画をどう思いましたか?
黒田は映画『アマルフィ』と、携帯動画『アマルフィ ビギンズ』で演じました。2つの作品は同じ黒田を演じているのに全然違う感覚があったんです。どちらも、違った魅力を持っていました。演じれば演じるほど、黒田というキャラクターは奥深いんです。ですから、今回ドラマ化の話を聞いて、また違う黒田を演じることが出来ると思いました。
ドラマは、どのような作品に?
今までは必ず海外が舞台だったんです。『アマルフィ』はローマで、『〜ビギンズ』はマカオ。ドラマでも1話はアメリカからスタートしますが、メインは日本になります。海外にいるのが当たり前の黒田が、このドラマで"初めて日本に帰ってくる"という表現が一番しっくりくるくらい。『〜ビギンズ』でもちょっとふれていましたけど、11年前の事件がキッカケで日本には帰らなくなっていました。その事件で、彼の人生が大きく変わっていたんですね。ドラマでは、その過去が明らかになります。同時に今の黒田とリンクして描かれていきます。黒田も封印していた過去が、今さら蘇るとは思っていなかった…。そこを軸に、黒田の周囲で本当にいろんなことが同時に起こるんです。外交官としての仕事も次々と来ますし。日本がメインになったとは言え、黒田は新たな外国語も話さなくてはいけません。いったいこの人は、何ヶ国語しゃべれるんだ?って(笑)。その恐怖と戦いながら演じています。
黒田は、どのようなイメージに…。
もともと、無口であまり表情のない人ですからねえ(笑)。それは変わりません。必要のないことはあまりしゃべらないから、演じるシーンによっては僕自身がたまに勘違いすることもあります。"もしかして、こういう受け止め方でいいんでしょうか?"って、監督に確認しながらやらないと間違えてしまうくらい。本当に黒田は何を考えているのか、分かりづらいんです。でも、分かりづらくてもいいと、どこかで思っているところもあって…。ストーリーも一言で言えない話が多いですから。黒田の外交の仕事もそうですよね。どちらが白か黒かっていうだけではありません。複雑な出来事が絡むので、黒田でも簡単に解決できるワケではないですし…。
演じるのが難しそうですね。
ええ。でも、黒田自身が今までの慣習や流れを一歩ずつ壊してくれるんです。そこは、演じる僕も勇気がもらえます。面倒くさいことは放っておけばいい、封印しておけばいいって、ついついなりがちじゃないですか? 黒田は外交官という国を動かす立場なので、それだけ責任も重いと思います。ただ、ドラマではその決断の方向を自由に描けます。その方向性を黒田自身が示してくれるんです。
黒田の職業、外交官のイメージは?
外交官の仕事は大変だと思います。状況によって叩くことも褒めることも出来てしまうので。仕事の成果は、その後の歴史を見ないと結論が出ないくらい難しい。だからと言って、その時に何もしないで次の世代にバトンタッチして済むことでもありません。それでは守るつもりのものも守りきれなくなってしまいます。また、今の時代、外交官の仕事は僕たちにとって他人事でもないと感じます。まさか『外交官・黒田康作』の撮影が始まってから、日本の外交でこんなに色々なことが起こるとは思ってはいなかったですよ…。
ドラマの役割も大きくなりそうですね。
以前から"もう少し海外のニュースを知りたい"と、テレビを観ていて思っていました。日本にいると外国の事情は分かりにくいですよね。そうなると、ますます本当のことを知りたくなりませんか? 世界で起こっていることが、仮説でも何でも"きっとこういうことが起こっているんじゃないかな"って、ドラマを通して想像出来たら楽しいと思うんです。実際、僕も外交だけじゃなくて、黒田の生き方そのものを参考にしています。その上で、今ちょっと停滞して固まっている日本を壊してくれるのは、口先だけじゃなくて実行力のある黒田のような人物なのかなって思えたり、そういう人の出現を求めている自分がいたり…。そういう人たちが既存のものを壊して、次の時代をうまく作ってくれるかもしれないって、希望のようなものが見えたら良いですね。
黒田の衣裳は?
実際の外交官のみなさんは、ファッショナブルですよ。まず、各省庁の中で一番派手なのは外務省だと思います。例えば、髭が伸びている方に"どの国の担当ですか"って聞いたら"メキシコです"っていう感じ。その国のルールに合わせた服装があるんですね。日本の省庁の役人だからって思っていると、かなり違うんです。今回、黒田は外務省の中米カリブ課に配属されるんですけど、服装は今のところ一番地味かもしれません。カバンなどの持ち物は、映画と変わってないですけど。どうなるんでしょうね? 黒田は一箇所に長居しないので、いちいちその国に染まっていたら服を合わせるだけで忙しくなってしまうでしょうね。
黒田が"日本に帰ってきた"と
感じられたシーンは?
日本で黒田の芝居をしていると、ちょっと気恥ずかしい時があります。海外にいると、日本人の神秘感…無口だったりするところは、演じやすかったと思うんです。また、海外ではその国の言葉が多かったんですが、日本では当然、日本語のセリフが多くなります。そうすると、日本語ならではの微妙なニュアンスも増えて…。しかも、役所の中でのとても頭のいい人同士の嫌味なセリフだったりするんですよ。"ほめ殺し"じゃないですけど、すごくイヤ〜なイジメられ方をするんです。そんなシーンがあって…すごく怖かった(笑)。銃を向けられるような怖さとは違うんです。チクチクときましたね。
织田裕二interview01后篇
サンフランシスコでのロケは、
いかがでしたか?
本当に素晴らしかったです。イタリアでも感じましたけど、やっぱりアメリカは映像作品の撮影環境はナンバー1だと思います。出来たら、最終回までここにいたいなって思うほど(笑)。夢を実現出来る環境が整っているんです。例えば"こういうシーンが撮りたいので道を封鎖したい"って言ったら、実際の警察官が協力してくれて、白バイが7台くらいバーッと来て道路を封鎖するんです。撮影用のパトカーと大統領専用車が来たと思ったら、本物のパトカーが他の車を止めてくれるんですよ。本物だから、一般のみなさんにいちいち説明する必要がないんです。スタントの方たちも、しょっちゅう見ているし、やっているから、演技の説明も必要ありません。"この車にVIPが乗っている設定です"とだけ説明すれば、全ての動きをやってくれます。撮影に映らないところでは、本物の白バイが車を止めている。その白バイも、もったいないから撮りたいなって思うくらい(笑)。
カーアクションもあるそうですが…。
カーアクションのシーンは、監督の気合いが相当入っています。あまり見ないカーアクションというか…。そもそも、最近のテレビドラマでカーアクションはありませんからね。何と言っても、スタントの方たちが、すごく上手。僕もちょっとだけやらせて頂きました。"あの映画はこういうふうに撮っていたんだ"って、ハリウッド映画を見て不思議に思っていたカットの勉強にもなりました。他にすごいと思ったのは、車のドアでも何でも必要ならば簡単に取っ払っちゃうんです。現地のスタッフは、元に戻してからレンタカー屋に返すって言うんだけど"ホントに戻るの?"って思いました(笑)。スタッフも街の人たちも警察も、撮影に寛容で手馴れたものなんですね。
ドラマでの黒田のパートナーは、柴咲コウさん演じる大垣利香子です。
柴咲さんとは2回目の共演です。すごくキッチリと芝居の準備をして現場に来る方ですね。本当に頑固なくらい一つずつ固めて入って来ます。それは、良い意味で変わってないと思いました。柴咲さんが演じる利香子は、わりと受け身なキャラクターです。黒田の言葉に"えっ?"と、戸惑ったり、驚いたりすることが多い。僕は、強い役を演じている柴咲さんしか知らなかったので、すごく新鮮です。
柴咲さんとは話しましたか?
アメリカで初めて一緒に飲みました。みんなでご飯を食べようよって、役者陣が集まって食事をしたんですけど…。お酒飲むと、あんなに楽しい方だったとは(笑)。
霜村毅役の香川照之さんは?
初めての共演です。今回は、初めてご一緒する方が多いんですよ。しかも、みなさん一癖も二癖もあるような方々なので楽しいです。香川さんもそうですし、草刈(民代)さんも…。実は僕は、香川さんとは面識がなかったのですが、たまたま知り合いの知り合いが一緒だったりして話が弾んだりしているんです。香川さんが霜村という役に、どういうアプローチをしていくのかを僕も見てみたいと思って楽しみにしています。
改めて黒田を通して感じることは?
黒田のように実際にいろいろな国に行って、見たり感じたりするのはすごく大切なことだと思います。日本にいて知識だけで得たものじゃなく、自分の足で出向いて、目で見て、肌で触れて感じたことを頼りに生きて行く。僕自身もそうありたいと思ったから、なるべく海外に行くようにしています。そうすると日本で当たり前だと思うことが通用しない、全くルールの違う国に出会ったりするんです。その経験から"待てよ、何も正しいことは一つじゃない"という物の見方が備わります。他にもその国によって驚かされることはいっぱいありますね。でも、ちゃんとそれには理由があって、その国の方が信じているものがあるんです。それが分かれば、相手を理解することも出来ます。それで"僕はこの国に生まれ育ったからこう生きるんだ"って思い込んでいた視野が広がれば、もっと違う会話が世界の人たちと出来るかもしれません。ただ、この作品を見る次の世代…って言ったら変だけど、若い人たちはごくごく普通に受け入れてくれると思いますけど。アメリカ、イタリア、マカオロケ? 普通のことじゃない? って、いうくらいの感覚で。そんな感覚をスタッフもみんなで共有すれば、もっと面白いことが出来るんじゃないかなって思うんです。この作品が、一つの作品で終わらないような気がする楽しさっていうか…。また、次へつながりそうな…。
最後に視聴者のみなさんにメッセージをお願いいたします。
僕は"はい、これで終わり"っていうのではない作品に出会えたのかなって気がしているんです。そういう意味では、途中から見てもパッと惹きつけられるようなものになっていたら嬉しいですね。そして、見逃していた回を見て追いつかなきゃって思って下さるような。各話どこを切り取っても引き込まれるような、そんな作品が出来たら素敵だなと思っていますし、そうなるように頑張ります。
[ 本帖最后由 茉茉有闻 于 2010-12-22 20:57 编辑 ] |
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