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发表于 2006-10-29 09:08
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映画:「手紙」 来月3日、全国公開
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毎日新聞日曜版「日曜くらぶ」に連載された東野圭吾さんの「手紙」が映画化され、11月3日に全国公開される。「秘密」「宿命」「変身」など、映画になった作品が多い人気作家の東野さん。今回の「手紙」は、犯罪者の家族はどう生きていくべきかというテーマを扱った社会派小説だ。テーマがテーマだけに映画化の話が来た時、重過ぎないかと思ったと話す。「主人公にひたすら不幸が訪れる話ですからね」と笑う。それだけに「どうやって映画になるのか、とても興味深かった」とも振り返る。完成した映画「手紙」を、原作者はどのように見たのだろうか。【内藤麻里子】
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◇直貴の行く手は、容赦して書いてはいけないと思った--原作者・東野圭吾さん
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映画を見た後、「原作を理解して尊重してもらった。役者の方々もよく演じてくれました」と笑顔を見せた。/ Y. G0 v4 U; L0 S; o
, a4 i' D# ^* \$ j0 x6 d 主人公は、強盗殺人の罪で服役中の兄がいる直貴。犯罪者の家族として世間の冷たい視線の中で苦闘している。直貴を演じる山田孝之さんの演技を「非常によかった」と称賛した。山田さんは今年、テレビドラマになった東野さん原作のミステリー「白夜行」でも主人公の一人を演じた。その時は犯罪者だった。
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「暗い役ばかりで申し訳ないけど」と、気遣いながら「直貴はすごくいいやつなのだなと感じさせる演技でした」。2 B6 ]& W4 W6 e
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直貴は恋も夢も仕事もうまくいきそうになると兄のことがばれて、あきらめなければならなくなる。演じた山田さんが「世間ってこんなに冷たいのかと驚いた」と感想をもらしたと聞いて、東野さんはこんなふうに話した。+ H. Z, _8 G! Y9 A; Z
( c+ l9 `/ q( r& y5 S8 u8 e 「直貴の行く手は容赦して書いてはいけないと思った。加害者の家族を幸せにする理由はないくらいの気持ちでした。被害者の怒りを考えて書いたら、次々と行く手がふさがれた」。そうやって行く手をふさいだ世間についても、「みんな自分の家族を必死に守ろうとしていて、その結果、場合によっては冷たいと感じる対応になってしまうということだと思います」と、異なる角度から光を当ててみせた。
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そんな直貴に尽くす女性、由美子(原作では由実子)を演じたのは沢尻エリカさん。原作の由美子はなかなか直貴に振り向いてもらえない。「振り向かれないということは見てくれが良くないイメージなんですよ」。映画でも直貴はなかなか由美子の魅力に気づかないが、「沢尻さんはきれいだから、すぐ振り向いちゃう」と笑わせる。
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" @+ m# t) O4 _8 {, [ 「どの映像化の時も思いますが、役者さんは美男美女ぞろいなので、小説に書いている時より人物に輝きがある。ここはカッコ悪いんだよなというところでも、意外にカッコよかったりね」$ W# Q6 x( B6 l R# A+ g
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原作の由美子は関西弁だ。「役者さんがネイティブでなければ、関西弁である必然性はないので変えるかと思ったが、変えなかった。沢尻さんは相当頑張っていました。非常によかったと思います」と、大阪生まれの東野さんは労をねぎらう。3 U4 m4 T7 a, Z4 L
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そして東野さんが「ある意味、非常に感謝している」と語るのが、直貴の兄で強盗殺人を犯してしまった剛志役の玉山鉄二さんだ。刑務所から弟にあてて手紙を書き続ける兄を演じる。最初の強盗に入るシーン以外は、刑務所の中の地味なシーンばかりだ。
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2 D: S' _: I8 S$ m) T6 {* } 「派手なシーンも気の利いたせりふもない。淡々と手紙を読むナレーションだけなのに、よく取り組んでくださった。下手をするとイメージが傷つく役柄なだけに感謝しています」8 E) ~2 R. ~1 \9 B
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原作と映画を比べて大きく違う点が2カ所ある。まず第一は、原作では直貴はバンドを組んでプロを目指していたが、映画では幼なじみと組んでお笑い芸人を目指す設定になった。
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- C* k7 r0 I9 h4 B2 t+ e 「悲しくてもつらくても笑わなければいけない。そのギャップを、映像で効果的に見せる点ではすばらしかった」
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もう一つ違うのはラストシーンだ。ネタばれになってはいけないので詳しくは書けないが、原作では刑務所の場面で物語は終わる。映画にはその先がある。8 T; y# S6 a# d5 D; Q; ]6 [
$ i" I; s: M: r1 E4 S' \ 「原作のラストは自分の限界だった。あそこから顔を上げることも、うつむくこともできなかった。あとは読む人に、ここから可能性を見いだせますかとげたを預けるというか、みんなで考えようよという部分です。映画でプラスされているのは、この映画を作った人々の答えだと思う。別の人が作ったら、また違う内容になったでしょうね」' w; Q7 Z$ B) J9 n- g
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! R# }- K0 E5 F9 c 見どころは多いが、中でも東野さんが気に入ったのは、直貴が被害者の遺族と会う場面。クライマックスだ。「小説でも好きなシーンです。映画でもよく表現されたと思います」
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主要キャストの3人とも、「手紙」への出演を振り返って、「殺人事件を見る目が変わった」と語った。
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K" I; y6 L2 h; y/ K 「作品を通していろいろと考えてもらうことは望んだこと。加害者の家族を考えることも大切だが、加害者の家族、被害者の家族を存在させないことが一番重要だということに気づいてもらえればうれしい」と東野さん。
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映画で描かれなかったことが、小説にはまだいくつかある。映画と比べて違いを味わうのもまた面白い。
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◇「演出は役者に任せた」--生野慈朗監督5 P( z$ Q O% y8 Z* Q
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映画化を手がけたのは、数々のヒットドラマを手がけた生野慈朗監督。「3年B組金八先生」「ずっとあなたが好きだった」「愛していると言ってくれ」「BeautifulLife」「オレンジデイズ」など、記録的視聴率の作品が並ぶ。映画は「どっちもどっち」以来16年ぶり。「手紙」は動きが少なく、社会的テーマを扱っているだけに監督探しは難航したという。
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生野監督も「難しい素材だと思った」と話す。「殺人事件はあるけど、その他は病気などの出来事はなく、手紙の文面で話が進む。しかも暗い。本であれば、最後に感動的な場面を置けばいいが、映像が持つだろうかと。逆にそれを何とかするのが自分の役目だなと思って。結局、正面から日常などを描いて、訴求力あるものに出来ると考えた。小技やデフォルメは必要ない」, z3 D4 p) R0 q: q2 q8 E' \& N' x
( N ^$ ^6 X6 N: o9 N2 F2 G2 S9 n( D* V 演出は「役者任せ」。「ストイックな一面がある」山田孝之さんと、「コケティッシュな魅力と大人っぽさと、いろんな部分を持っている」沢尻エリカさんの組み合わせ。劇的展開は少ないが「場所やメーク、衣装を工夫した。状況が変われば演じる方も変わってくる。自然に出来るように気を配った」。監督からはほとんど指示を出さず、演じている方が「本当に良かったのか?」と心配になるほど出演者を信頼した。
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, `! R. B( F4 W4 c9 x g 重いテーマだが、「興味本位に上滑りしないように心がけた。最終的に、人間て、いいもんだなと感じてもらえたらいい」。【勝田友巳】9 o7 c, G8 b- J7 I3 Y. M
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原作 :東野圭吾「手紙」(毎日新聞社・文春文庫刊)3 Y" f; g' W& J' j# X
3 |; U' h) g' u: u8 b2 K& ?監督 :生野慈朗
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出演 :山田孝之、玉山鉄二、沢尻エリカ、吹石一恵、尾上寛之、吹越満、風間杜夫、杉浦直樹
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3 P4 V: F8 U1 L$ ?" f脚本 :安倍照雄、清水友佳子
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4 q8 j5 x$ X) E7 @音楽 :佐藤直紀
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挿入歌 :小田和正「言葉にできない」& x4 N6 r* B% z% k
: v+ C" F5 F, c# X2 N3 Y1 S. f主題歌 :高橋瞳「コ・モ・レ・ビ」. \# B0 ~7 z" N( V0 p# X$ X7 B* ^
2 U0 Y' H/ W8 N5 v特別協力 :日本郵政公社* I/ ?+ Z5 K8 v$ I
% S2 t6 n& P9 Z7 y% d ^+ _製作委員会:ギャガ・コミュニケーションズ、日活、葵プロモーション、毎日新聞社、S・D・P、レントラックジャパン、ソニー・ミュージックエンタテインメント、東急レクリエーション
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毎日新聞 2006年10月28日 東京朝刊8 D5 Z3 I* [1 B; N( X& S$ Y
; P# s8 ^* l0 Ufrom http://www.mainichi-msn.co.jp/entertainment/cinema/news/20061028ddm010200081000c.html
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a6 R9 w; c" f hPS.上面和下面東野圭吾作家的照片是我另外找的...^^
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7 O6 c4 P0 i. R/ R- k* |! G[ 本帖最后由 layido 于 2006-10-29 10:50 编辑 ] |
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