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楼主 |
发表于 2010-7-21 23:44
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官网更新
まずは、今回の企画を最初に聞いた時の心境からお願いします。
野島伸司さんの作品に出演させていただくのは初めてで…。野島さんの作品は、キャラクターの個性がとても強いと思うんです。あと、毎回何か決めゼリフ的なものがあったりして、「待ってました!」みたいな感じで、見ている人の心を掴むんだと思うんです。それが、回を重ねる毎にさらに楽しみになっていく…だから私も、お芝居をさせてもらうのが本当に楽しみでした。しかも、天海祐希さんと共演できるというのも嬉しかったです。ここ数年、天海さんが演じられている役柄は、強い女性だったり、みんなが憧れるような大人の女性、みたいなイメージがあるんですけど、そんなカッコいい天海さんとお芝居できる、というのは、きっと天海さんに引っ張られて、私自身も、女性としてカッコよくなれるんじゃないか、みたいな期待を持たせてもらえるような気がしたんです(笑)。「姉貴、ついていきます!」みたいな(笑)。
天海祐希さん演じる早乙女悠里と、長澤さん演じる新倉リカという好対照なキャラクターのやり取りは抜群に面白いですね。天海さんと実際に共演されてみて、いかがでしたか?
ふたりのシーンは、コミカルなシーンだったりすることが多いので、掛け合いだったりテンポだったり、間だったり、というのは凄く大事になってくるんですけど、リカが、どんな角度から物事をとらえても、どんな表情をしても、どんな風にボケても(笑)、天海さんは絶対にそれをキャッチしてくれるんです(笑)。そこからさらに、どんどん速度を増していけるというか、勢いづいていけるので、そういう意味では、天海さんとの呼吸はぴったり合っているんだな、という気がします。
天海さんも、本読みのときから心地よかった、とおっしゃっていました。
そうなんです!初めから心地良かったんですよ。天海さんもいろんなボールを投げてくれるので、私もちょっと変えてみたりできるし…。狙う笑いって一番難しいと思うんです。芸人さんがやっているコントと、ドラマの笑いは何が違うのか、と考えたときに、コントの笑いって、仕掛けた笑いじゃないですか。だけど、ストーリーがある中での笑いっていうのはテンポだと思うし、そのシーンに合ったテンポ、返しでやらないとつまらないんですよね。ちょっと間が長くなっただけで、さっきまで面白かったものが面白くなくなってしまうのがドラマだと思うんです。どっちも生き物だから、根本の部分では同じなのかもしれないですけど、ドラマは面白さだけじゃなく、ストーリーが成り立たないといけないものだし。そういう意味で、そのときのテンション、そのときの間というのは毎回変わってくるけど、それでもお互いに返すことができているんじゃないかな、と思います。きっと、私が合わせてもらってるんだと思うんですけど(笑)。
制作発表でも、天海さんは、長澤さんのことを絶賛されていましたね。
たくさん褒めていただいて(笑)。まあ、とにかく私は、社長について行くしかないので(笑)。天海さんは、台本の2/3くらい、ずっとしゃべっているんです。掛け合いなんですけど、私は凄く少なくて(笑)。天海さんががっつりしゃべったあとに、私が「はい!」とか「そんなぁ…」って言うシーンも多いんですけど、「これで私が間違えたら殺される!」っていう気持ちでいつも現場に臨んでいます(笑)。そういうプレッシャーはありますね。
ドラマの中で悠里が提言する教育論や子育て論は、ある意味、挑発的というか、ショッキングでもあります。天海さんは「善し悪しの問題ではないが、ショッキングなのはある意味、それが当たっているからだと思う」とおっしゃっていましたが、長澤さんは、どんな風に感じていますか?
悠里さんが言っている子どもに対しての接し方…親が子どもに好かれようとしてはいけない…とかは、もっともな意見だと思うんです。悠里さんの考え方は、そういう風にできたらいいな、と思うことばかりで、当然説得力もあるし、正しいことだと思うんです。でも、それが思うようにできないから悩むのが人間なのかな、と思うことも多くて…。その通りにできれば万々歳だよ、という中で、リカ自身は、普通だったら「そうなんですけど…」って対抗しちゃうところを、違う角度から悠里さんが言っていることをとらえて、質問して、「でも、これはこうですよね?」って言っていく意思がある人だから、悠里さんが言っていることをそのまま単純に受け入れることが難しい人は、リカを通せば、物語のメッセージを受け入れ易くなっていくのかな、という気もしています。だから、ワンクッション、じゃないけど、リカが悠里さんと視聴者のみなさんの間をつなぐ、仲介役になったらいいな、と思います。制作発表のときも、天海さんは「悠里の教育論には賛否両論あると思います」とおっしゃっていましたけど、善し悪しは別にしても、どこかしらひっかかるものはあると思うんです。そういう部分を、最後には素直に受け止めてもらえるようになっていったら嬉しいですね。人間って、「これ、早くやりなさいよ!」って言われたら、逆にやりたくなくなるものじゃないですか。それが普通ですよね。そういう部分が、リカがいることによって緩和されていくといいな、と思っています。
長澤さんは、リカというキャラクターと共通する部分はありますか?
私、負けず嫌いなんですよ(笑)。だから、諦めるのはもったいないな、と思うんです。それで自分がダメになったりとか、良くない方向にいったりとかしてしまったとしても、そのとき自分自身に頑張りたいなと思う気持ちがあったら、それでいいような気がする。そういう部分はありますね。
では、長澤さんから見て、悠里のような女性は?
本当は母性が強い人なんだろうな、と思います。
強い女性ですが、当然、弱い部分や、可愛らしい一面もあって…。リカちゃん人形を集めていたり。
乙女ですよね(笑)。リカは気づいていないと思うんですけど、そういう悠里の素の部分が見える相手でもあると思うんです。そういう関係って、いいなと思います。聞いてくれる人がいる、ってやっぱり嬉しいことですもんね。自分の思いをちゃんと受け止めようとしてくれる人がいるのは、大事なことだと思うんです。悠里は、ひとりでも生きていけそうな印象を受けがちだけど、やっぱりみんなと一緒なんだな、って。
一方、男性陣も、反町隆史さん演じる蓮見丈治と、寺島進さん演じる明石辰也という好対照なキャラクターがいます。今回、長澤さんは寺島さんとのシーンも多いですね。
何度か共演させていただいたことがあるんですけど、寺島さんは現場を和やかにしてくれる方ですし、私たちを対等に見てくれているんです。お芝居に関して、褒めてもくださいますし。先輩としての威厳も感じるんですけど、対等に見てくれているということを感じさせてくれる方なので、お芝居をしていても楽しいんです。寺島さんって、結構、素の演技なんじゃないか、ってみなさん思われているかもしれませんけど、凄く機転を利かせたお芝居をされる方で、どんどんアイデアを出して、計算しながらお芝居をされる方なんです。それを自然体に見せてしまうところは、本当に凄いと思います。勉強になります。
悠里は、ある意味、究極の母親的な存在として描かれていますが、長澤さんにとって理想の母親像とは?
そうですね…やっぱり、自分の母親みたいな人に、きっとなるんだろうな、って思います。やっぱり、物事の尺度、考え方は、自分が育ってきた環境によると思うんです。だから、きっと私も同じになるんだろうな、って。ただ、良い母親にはなりたいけど、それよりも、良い両親になりたいです。子育ては一緒に考えながらやっていけたら楽しいだろうなって思います。自分ひとりの思いだけをぶつけるというのは、違うような気がするんです。早乙女家の子どもたちだって、悠里さんの思いだけで育っているわけじゃないじゃないですか。辰也さんもいるし、丈治さんもいるし、運転手の保坂さん(志賀廣太郎)もいるし…。リムジンでのやり取りがありますけど、保坂さんは悠里さんのことを子どものころからずっと見ている方ですからね。そういう人たちが、出てきていなくてももっとたくさんいるはずなんです。みんなの思いが、子育てに反映されていっているんだな、って感じるんです。ドラマを見てくれる方にも、そういうところを感じてもらえたら嬉しいです。 |
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