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楼主 |
发表于 2010-7-28 19:06
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まず、今回の現場の印象からお聞かせください。
この作品の基本は、天海祐希さん演じる早乙女悠里を中心に、彼女の子どもたちの姿、家族の姿、それから悠里の子育て論などを展開しながらストーリーが進んでいくわけですけど、その中で演じている丈治という男は、子どもたちのコーチであり、家族ではないけどそれに近い立場ですよね。そういう劇中の関係性に近い状況で、普段から会話していたりはしますね。だから、お互いに心を開いて撮影できているとは思います。
悠里の子どもを演じている松坂桃李さんたちは、明るくて素直で、仲も良いですよね。
そうですね。しかも、それぞれに個性があるし、とてもいいと思います。
今回、反町さんが演じられている蓮見丈治という人物は、かなり深いキャラクターですね。背負っている過去があり、悠里への思いもあり…。
3話に出てきましたけど、丈治は孤児で、早乙女家に拾われてオリンピックを目指していたんですけど、心のどこかで悠里の兄で、ライバルでもあった修一(水上剣星)には勝ってはいけないというか、そういうコンプレックスのようなものをもっていて…。背景として、過去に背負っているものがあって、その中で今度は指導する立場になったとき、子どもたちに、「絶対に勝ちを譲っちゃいいけない」「恩があるとかそういうことは関係ない」と言うわけですけど、やっぱり野島伸司さんの本には、僕自身もかつて体験したような部分も描かれているので、「そうだよな…」と思わされることが多いんです。そういう共感する部分に、上手く自分の気持ちをつなげながら演じています。
悠里が主張している教育論は、ある意味、ショッキングであり、挑発的でもあると思いますが、反町さんはそれをどんな風に感じていらっしゃいますか?
いま、リーダーシップを発揮できる存在がいないというか…。圧倒的な存在、カリスマがいないと思うんです。それは別に、スポーツ界に限ったことではないと思いますが、やっぱりリーダー的存在がいないと、全体を引っ張り上げていくことはできないと思うんです。今回、悠里のセリフの数々というのは、そういうことだと思っているし、それがまた教育となると女性目線になったりはしますけど、やっぱりそれはいままで言えなかったことでもあると思うので爽快ですね。
天海さんも、「ショッキングに聞こえるのは、ある一面でそれが当たっているからだ」とおっしゃっていましたけど、まさにそういう部分ですよね。その天海さんとこの現場で共演されてみての印象は?
いまの話の続きで言えば、天海さんが演じているからこそ、そういう部分が嫌味にならないというか、説教臭くならないんだと思うんです。それが、彼女の存在感であり、役どころ+αの部分だと思います。普通だったら、もう少し嫌味っぽく聞こえたり、ちょっと押し付けがましく聞こえてしまったりするものなんですけど、それをサラッと表現できるというのは、天海さんの持つ力、存在感でしょう。凄いな、と思います。
野島さんの本の一番の魅力はどこにあると思われますか?
やっぱり、その時代その時代で、社会が抱えている問題をいち早く察知していますよね。それが今回の作品では、学校や教育の問題だったりするわけですけど、みんな何が正しくて、何が間違っているのかがわからないまま、「こうしてもいいのかな?」って思いながら生活しているような部分…そういうところに切り込んでくるのは流石だな、と思います。
この『GOLD』もそうですが、野島さんはかなり早い段階で本を書き上げています。役者さんも、その方がやり易いから助かる、とおっしゃる方が多いですが…。
もちろんそうです。ある程度、逆算しながら演じることができますからね。先が見えていないと、「ああ、あのときこうしておけばよかったな…」と思うこともあるんです。だから、そういった部分では凄く助かりますし、楽ですね(笑)。
最後に、番組を応援してくれている視聴者のみなさんに、メッセージをお願いします。
このドラマでは、社会で起きている出来事…教育問題だけじゃなく、何が正しいのか、どうやって生きたら人は満足するのか、という部分も描いているので、視聴者の方々にも、何かひとつ、考えてもらえるきっかけになればいいな、と思っています。ドラマでも映画でもそうですけど、何かを残していけなければやっている意味が薄れてしまうので、「ああ、このドラマを見てよかったな」と思ってもらえたら嬉しいです。
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